2025年最新のGoogleのGeminiとOpenAIのChatGPTの違いや、どっちが優秀なのか気になる人のために。
歴史、性能、料金プランまで7つのポイントで徹底比較。あなたの目的に合った最適なAIパートナーを見つけるための完全ガイドしちゃうよ!

Bくーん!前回のGemini FlashとGemini Proの違いについてのレクチャーのおかげで、Gemini 2.5 ProとFlashの使い分けは完璧になりました!
まさに二刀流マスターってとこですね!





お、A君、頼もしいね!
もう僕の助けはいらないかな?



いやいや、そんなことないですよ!
最近、自分の武器(Gemini)のことを知れば知るほど、最大のライバルであるChatGPTとの「根本的な違い」が気になってきちゃって…。結局、どっちがどうすごいのかなって。



ふふふ、ついにその核心に触れる時が来たか!
良い質問だね、A君。自分の武器を本当に理解するには、ライバルを知るのが一番だからね。



うんうん!



実は、今日のために僕、特別な調査レポートとインフォグラフィックを用意したんだ。
これを見れば、2大AI巨頭の全てがわかる。今日はこの極秘資料を使って、GeminiとChatGPTの違いを歴史から性能、料金まで、根こそぎ徹底解剖していこう!
結論:GeminiとChatGPT、結局どっちがいいの?→答えは「あなたの目的」で決まる!





よーし、待ってました!
で、Bくん、いきなり結論から聞きたいんですが、Gemini 2.5 Proと最新のChatGPT、結局どっちが優秀でしょうか?



A君、いつも通り核心から突いてくるね!結論から言うと、「どちらが優れている」ではなく、「あなたの目的によって最高のパートナーが変わる」というのが答えだ。



目的によって…?



そう。この簡単なQ&Aを見てごらん。君がやりたいことはどれかな?
あなたに最適なAIは?
- 小説や詩、面白いアイデア出しがしたい!
-
ChatGPTがおすすめ。
創作物を作成するなら言葉のニュアンスを理解しているモデルを使っているため。性格指定のような、パーソナリティを固定化させることも可能。
「AI彼氏(チャッピー)」のように使っている人が増え、ネガティブ思考な話をしても、イイコイイコしてくれる傾向があるらしい。Apple製品であるiPhoneとの連携が目まぐるしいため、iPhoneを使っている人にはChatGPTをおすすめしたい。
Gemini 2.5 Proも性能が上がって、創作物作ってるヒトにもおすすめできるくらいになったかな?って思うけど。ごめん。まだ調査中なんだ。
- 最新情報や事実をサクッと無料で正確に調べたい!
-
ChatGPTもWeb検索ができるようになったのでお好きな方で!
でもLIVE配信しながら質問したいなら、ダントツでGemini!
個人的には無料で聞きまくれるGeminiがおすすめなんだけど、ChatGPTでも「今日の東京都の天気は?」と聞くと画像付きで、すぐに調べてくれる。
GeminiはAndroidのスマートフォンとの連携で、Googleアシスタントに変わって、タスクの追加、タイマーの設定なども追加できるので、Google製品を使っている人ならGeminiを推したい。 - Googleのアプリと連携させたい!
-
これはついさっきも書いたけど、Geminiがおすすめ。
Googleスプレッドシートや、Googleドキュメントなどを利用している人はGeminiを使うことで効率よく仕事ができる!
Gmailを使っているならその場で返信などの都合も付きやすくなる。



なるほど!得意なことが違うんだね!



その通り!
なぜこういう結論になるのか、これからその理由を一つずつ、歴史を遡りながら解き明かしていくから、しっかりついてきてくれよ!
話題の生成AI爆誕:歴史と設計思想の違い



まずは、ChatGPTとGeminiの生い立ちから見ていこう。どういう経緯で生まれ、どんな思想で設計されたのか。
ここを知ると、能力の違いも理解しやすくなるんだ。
タイムラインで見る開発競争の軌跡



歴史、面白そう!



実は、AIの開発競争は、まるで映画みたいなストーリーなんだ。見てごらん、大まかなこの年表を。
誰でも手軽にAIを使うことができ、世界に衝撃を与える。
ChatGPTの登場する前からはStable Diffusionを初め、画像生成AIも含め深層学習の開発が進んでいくのである。(ここではあえて省こう)
止まらない生成AIの熱狂ぶりに対抗馬となるサービスを出すと、Googleは発表した。
Bardってなんぞ?って思ったと思う方に補足すると、今のGeminiになる前の生成AIだよ。
更に急成長を遂げるOpenAIの生成AI。
一部無料で使えるようにもなり、開発ユーザーの間でも人気のAIとなる。
ブランド名を変更したことで、覚えやすくなったと思うんだ。「双子座」って意味だもんね。
更に便利に使うことができる超高速生成AIが爆誕し、ユーザーを唸らせる。
OpenAIの研究部門が立ち上げた会社、Anthropic(アンソロピック)のClaude。
元々、ChatGPTとは異なった主義で注目を浴び始めていたが、更に脚光を浴びる。
記事を書く人、ハードコーディングする人にも「優秀」と言われているAI。
今までの比ではないほどの進化を遂げ、GoogleはGemini 2.5 Proのプレビュー版を出す。
特別な指示がなくとも、インフォグラフィック対応のマテリアルデザインのhtmlファイルを作成してくれるようになる。
因みに例としていくつか上げておこう。(新しいウィンドウが開きます)



うわー!ChatGPTの登場が、Googleを本気にさせたんだね!
まさに「コードレッド」だ!
設計思想の違い:「後付け」のChatGPT vs 「生まれつき」のGemini



生まれつきからして違うって、どういうこと?



ここが一番の根本的な違いだ。
- ChatGPTは、もともとテキスト(文字)を扱うのが得意なAIとして開発され、そこに後から画像生成(DALL-E)や音声認識(Whisper)といった機能が統合(後付け)されていったんだ。
多機能でありつつ、他のサービスとも連携が可能になって、今ではAndroid、iPhoneユーザーの中でもダントツで利用者が多い。 - 一方Geminiは、開発の最初からテキスト、画像、音声、動画、コードといった様々な情報を区別なく扱える「ネイティブマルチモーダル」として設計されている。特にLIVE配信しながら「この花の名前ってなに?」ってAIに聞きたい場合はおすすめできるんだ。



なるほど!
ChatGPTは「テキストの専門家」からオールラウンダーに進化したのに対して、Geminiは最初から「オールラウンダー」として生まれてきた、みたいな感じか!



その理解で完璧だ、A君!この「生まれ」の違いが、これから話す性能の違いに大きく影響してくるんだよ。
【徹底比較】Gemini vs ChatGPT!能力の違いを7つのポイントで解説





さあ、ここからが本番だ。
みんなが一番知りたい「で、どっちが何が得意なの?」という疑問に、7つのポイントでバッサリ答えていくよ!
1. テキスト生成能力:創造性のChatGPT vs 事実のGemini



まずは文章作成能力からだね!
ブログ記事とかメールとか、一番使う機能かも。



そうだね。ここは得意分野がクッキリ分かれるんだ。
- ChatGPT (GPT-4o): 詩や物語、脚本といった創造性豊かな文章の生成に長けていると評価されることが多い。読者の心を引きつけるような、独創的な表現を求めるならChatGPTだね。
- Gemini (2.5 Pro): Google検索と連携しているため、事実に基づいた正確で最新の情報を含んだコンテンツ作成が非常に得意。調査レポートやニュース記事の要約など、正確性が求められる場面で真価を発揮するんだ。
因みにGoogleアカウントさえあれば、NotebookLMは無料で使えるよ。(※資料をまとめたりすることに特化したAI。Geminiが使える。)
2. 日本語能力:自然さのGemini vs 理解力のChatGPT?





僕たち日本語をメインに使うヒトにとっては超重要ポイント!
日本語はChatGPTとGemini、どっちが上手なんですか?



これはすごく繊細な問題でね。
調査レポートを読んでも、意見が分かれているんだ。
- Geminiは、より自然でニュアンスに富んだ日本語を生成すると評価されることが多い。
無料版Geminiを使用していると、たまに他国の言葉がでてきてしまうこともあるとの報告もある。 - 一方で、一部の複雑な「引っ掛け問題」のようなテストでは、ChatGPTの方が日本語の意図を正確に理解していたという報告もある。
サンプルプロンプト+出力
タッチorクリックで拡大します。


残念ながら文字数の指定は「分析」させないと揃わない。
ただし「分析プロンプト」は質問回数に必要なトークン数を消費してしまうため、無料版での使用はおすすめできない。


文字数の指定も正しく出力。


推論モデルとして優秀なので文字数も近くなっている。



だから、「どちらが上」とは一概に言えず、試す内容によって得意不得意がある、というのが現状の答えだね。
3. 推論・問題解決能力:ベンチマークではGemini Pro 2.5が優勢



難しい問題を考えたり、解決策を提案したりする能力はどうでしょう?



これは客観的な指標として「ベンチマークスコア」というものがある。
公式サイトでも載っているスコアなんだけど、見てみて!


https://deepmind.google/models/gemini/pro/



へぇー! これはすごい。
じゃあ難しい相談はGeminiにした方がいいんでしょうか?



理論上はその可能性が高いね。
特にGemini 2.5 Proに搭載された「Deep Think」モードは、非常に複雑なタスクを処理できると期待されているよ。楽しみだね♪
4. マルチモーダル(画像・音声)能力:本領発揮のネイティブGemini



画像を読み込ませたり、音声で会話したりする能力。ここは、まさにGeminiの「ネイティブマルチモーダル設計」が輝く分野だ。
- Gemini: LIVE配信、複数の画像や動画、音声を組み合わせて理解し、質問に答えるといった複雑なタスクが得意。
- ChatGPT: DALL-E 3による画像生成やWhisperによる音声認識も非常に強力。各機能の連携が多い。
5. 最新情報へのアクセス:Google検索直結のGeminiに軍配



さっきも説明してくれていたけど、「昨日起こった事件について教えて」みたいな、最新のニュースを聞きたい時は、どっちがいいんですか?



少し前まではGeminiの圧勝だったね。
でもChatGPTでもWeb検索ができるようになって、変わったんだよ。
- Gemini: Google検索と直接連携しているから、常に最新の情報に基づいた回答を生成できる。それだけではなく、Gemini LIVEを使うことによって、配信中に写ったものを調べる機能もあるんだ。
- ChatGPT: 以前のモデルでは「知識のカットオフ日」(例:2024年6月など)があって、それ以降の情報は知らないよーってされていた。現在は無料プランでもウェブ検索ができるようになったのもあり、下記の画像の通り出力される。





なるほど!
ChatGPTでも天気のことが聞けるのは便利ですね!
Gemini LIVEも便利そう♪
毎日の発見でキラキラしそう。
両方お試しで使ってみても良いかも!
6. コーディング能力:開発者の新たな相棒はどっち?



プログラミングコードを書かせたり、バグを見つけさせたりする能力も、今やAIの重要な役割だ。ここでも面白いデータがある。
ソフトウェア開発の能力を測るベンチマーク「SWE-bench」で、カスタムエージェント設定で63.8%記録したんだ。
これはゲームを作ってる動画だね。



動いてるのを見る分には単純そうに見えるけど、ゲームって非常に複雑なんだ。
コードを書いてるのはAIだと思うと、すごい進歩だと思うよ。



コーディングでもGeminiがリードしてるんだ!



とはいえ、ChatGPTも非常に優秀で、Canvas機能なんかも見やすいし、バージョン管理がしやすかったり。開発者向けとして特に巨大な開発者コミュニティや豊富な情報があるのが強みだね。
使用しているユーザー層が圧倒的なのはChatGPTなんだ。



使ってる人が多いと困ってることとかも他の人に聞きやすいですもんね……。
(僕にはBくんがいるから良いんだけどね)
7. 連携できるサービス:エコシステムのGoogle vs 自由度のOpenAI



最後に、どんなサービスと一緒に使えるかも重要だよね。



まさにその通り。ここも両者の戦略の違いが表れている。
- Gemini: Google Workspace(ドキュメント、スプレッドシート、Gmailなど)とのシームレスな連携が最大の武器。普段からGoogleのサービスを使っている人にとっては、これ以上ないほど便利だよ。
- ChatGPT: 「カスタムGPTs」という機能で、ユーザーが自分の目的に合ったオリジナルのAIを自由に作って公開できるのが魅力。非常に多様なサービスと連携できる可能性があるんだ。利益化もできる。
料金プランとAPIコストの違い:知性の対価はいくら?



Bくん、すごくよくわかったよ!でも、気になるのはお値段…。無料版でも試せる機能があるにしろ、有料版は、いったいいくらかかるの?



そこ、大事だよね!料金体系も、この二人は面白いぐらい競い合っているんだ。
個人向けプラン(Plus vs Google AI Pro)比較



まず、僕たち個人がより高機能なモデルを使うための有料プラン。
これは驚くほど価格が似ている。
プラン名 | プロバイダー | 月額料金 (USD) | 主な特徴 |
---|---|---|---|
ChatGPT Plus | OpenAI | $20 | GPT-4oの回数制限緩和、o3、o4 highなどの優先アクセス, DALL-E, カスタムGPTs |
Google AI Pro | $19.99 | Gemini 2.5 Proの使用回数制限緩和, Google One 2TBストレージ, Workspace連携 |



本当だ!ほぼ同じ価格!
でもどう違うんだろう?



そうなんだ。
ただ、中身が違うのがポイント。
ChatGPTはAIとしての純粋な機能強化がメイン。
対してGoogle AI Proは、Google Oneの2TBストレージが付いてくるのが大きな特徴だ。
Googleユーザーにとってはすごく魅力的だよね。
Googleフォトで写真もたくさんアップロードしたい!って人たちにもおすすめできるからね。
Gemini Proの利用回数はChatGPTよりも遥かに緩和されていて、推論モデルを気軽に使うことができるのもポイントが高い。
開発者向けAPI料金



企業が自社のサービスに組み込む時の料金はどうなんですか?



開発者向けのAPI料金は少し複雑だけど、注目すべきはGemini 2.5 Flashのコストパフォーマンスだね。
下の図(バブルチャート)を見ると、GPT-4oと比べて入力・出力コストが圧倒的に安いのがわかる。バブルの大きさは一度に扱える情報量(コンテキスト長)を示しているけど、それも巨大だ。





本当だ! Gemini Flashモデル、安いのにパワフル!
というか、バルーン大きいすぎじゃない……?



そうそう。このインフォグラフィックもGeminiAIに作ってもらったんだけど、なんかバルーンがでかいよね。でも、これくらい性能のフリ幅があるという目視でもわかりやすい感じがいいよ。
大量の処理を高速かつ低コストで行いたい開発者にとっては、Gemini 2.5 Flashが非常に強力な選択肢になるだろうね。
まとめ:あなたに最適なAIパートナーを見つけよう!



いやー、Bくん、ありがとうございます!
歴史から性能、料金まで、GeminiとChatGPTの違いが丸裸になった気分!まさに一長一短、使う目的によって選ぶべきAIが全く違うんですね。



その通り!今日の話をまとめると、こうだ。
- クリエイティブな文章作成やアイデア出しが目的なら、表現の豊かさに定評のあるChatGPTが君の右脳を刺激してくれるだろう。回数制限が厳しいがプラスではなくPROプランを契約できる人ならガンガン推論モデルで使おう。
- 最新情報に基づいた調査や、Googleドキュメント・スプレッドシートでの作業効率化を求めるなら、Googleエコシステムと直結したGeminiが最高の相棒になるはずだ。DeepResearch機能も惜しみなく使ってほしい。
- 開発者なら、ネイティブなマルチモーダル性能とコスト効率を重視するならGemini API、成熟したエコシステムと膨大なコミュニティを活かしたいならOpenAI APIという選択になるだろうね。



完璧に理解したよ!



(にっこり)
……本当??
ただね、最後に一つだけ大事なことを。
これらのAIは驚くほど賢いが、万能じゃない。
時には間違った情報を生成したり(ハルシネーション)、学習データに含まれる偏った考え方を反映してしまったりすることもある。



AIの言うことを鵜呑みにしてはいけない、ってことですね。



その通りさ。僕たち利用者が、AIの能力と限界を理解し、批判的な視点を持って付き合っていくことが何より重要なんだ。
さあA君、君も自分だけの最高のAIパートナーを見つけて、日々の仕事をどんどん「はかどらせて」いこう!



今日もBくん、たくさん教えてくれてありがとうございます!
またお話聞かせてくださいね!



